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 私は音楽だから。
おひさしぶりです。
もうこの言葉からは逃れられないような気がしている黒犬です。
今日は久しぶりに日付が変わる前に帰宅してきました。
今週は夜明け前に帰宅し、昼くらいから出社をするという数日でして、
私より仕事してる人がいるから愚痴る気もないですし、
結構楽しかったりもしたので文句の言いようもないですが、
ちょっと体はだるいです。

あはは。

でもそんな日々ですが、無理矢理むしり取った休みを利用して映画を見てきました。
成海璃子さんと松山ケンイチ氏が主演の「神童」です。
ろくに寝ていない頭でフラフラ新宿にいき、フラフラと武蔵野劇場へ。
東京は新宿渋谷池袋板橋という、非常に偏った場所でしかやっていないこの映画。

とりあえず。

見てよかった。

同名の原作もありますが、私は映画の方が好き。
ただ、ストーリーをよりよく理解するという点で、
先に漫画を読んでおくのはよいかも知れないです。

大まかな設定としては、音大受験を目指す浪人生「和音(ワオ)」と、
幼い頃からピアニストになるべく育てられた天才少女「うた」が偶然出会い、
お互いが感化されて彼らなりの音楽と向き合っていく、という話。

原作のファンという方は、あまりに脚色された構成に驚くんじゃないかな。
大筋、一本の線を残したまま新たに付け加えられたストーリーや人となりは、
もはや別物といわれても仕方ないかも知れない。
もし私が原作からのファンだったら、苦笑いしたかも知れない。
なにしろ、流れている空気が別物なんだもの。
ただ、個人的な主観で言えば、その空気が非常にスキだった。

「僕は妹に恋をする」もそうだったんだけど、空白が多い。
セリフじゃなくて、表情だったり、動きだったりで見せていく作品。
こういう映画が作れる人が本当に羨ましい。
役者も凄くいい。
私の中で「ベストオブ松山ケンイチ」は例に漏れずデスノートのLだったんだけど、
完全に抜いたね!笑
音楽の才能は(あんまり)無いけど、凄くひたむきで、
特に突飛なところもなにもない役なんだけど、どうしようもなくカッコイイ。
この人は本当に表情で魅せる役者だなぁと一人うっとり。
喋りにはちょっと癖がある役者さんだと思うんだけど、
役の細かい機微や心情を、丁寧に丁寧に切り取っていく。

成海璃子さんもよかった。
今まで気にしたこと無かったんだけど、本当に綺麗な子ですねぇ。
うたの凶暴さや繊細さがキャラクターとしても凄くスキなんだけど、
演じている彼女があまりにチャーミングで、美しくて、
傍若無人さが嫌味にならない、寧ろ魅力的。
そう言う役柄だから、そうじゃないとお話しにならないんだけど、
それにしたって。ねぇ。
こんな綺麗な子、本当にスキになっちゃうよ・笑

最近は色々映画は観てきたつもりだけど、
「もっかいみたい!!」って本気で思ったのは久しぶりかも。
是非是非いろんな人に観て欲しい。
いいよーー。この映画イイよーーー。
機会があったらもっかい劇場に行こうと思います。
そしてDVDがでた暁には真っ先に買いにいこうと思います。

松山ケンイチ氏。
「デスノート」のときは「L」としてすげぇカッコイイと思ってたし、
演技力半端無いなぁ、とは思っていたけど、どこかフィルターかかってたみたい。
考えていたより、ずっとバランスのイイ役者さんだったんだなぁ。

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| 01:22 | えいが。 | comments(2) | - |
 吉原に桜が咲いたなら。
昨日、劇場版「さくらん」を観てきました。
日曜の新宿、ということを差し引いてもかなりの人手だったと思います。
うーん、前回のマリーアントワネットと比較すると、
カップル人口が・・・。ふふふ、みんな死んでしまえ。
おっとっと。ついつい本音が。

えぇっと。
蜷川実花女史の監督作品てことで、画面の美しさには溜息が出ました。
うっとり。
それこそ「マリーアントワネット」が西洋美の集約であるならば、
「さくらん」はまさに和色美の集約。豪華絢爛の単語に遜色なし。
ドラマの「大奥」も同じく和色美ではあるけど、
ビデオの色が、あの色彩の前では褪せてしまうよね。
いかにテレビの色が薄いものだか、厚味にかけるものだかが歴然。
フイルムってすごいなぁ。
多分、本物よりずっと濃いんだと思うんだ。あの色って。
でもあの色で表現される世界って言うのは、
きっと人間の眼が「雰囲気」のフィルターを含んで観た世界だと思うんだよね。
色町マジックというか。
あれをテレビ局に納品したなら、きっと始末書モノでしょう。笑
あぁ、美しかったなぁ・・・
フイルムの表現力に圧倒されると同時に、
日本は原色の国なんだなぁ、と思い知らされました。

うってかわって内容ですが。
・・・これって、原作読んでない人でもわかるのかなぁ。っていうのが正直なところ。
一緒にいた友人は「何が言いたいのかわかんない」と、
終わるなり毒舌でぶった切ってましたが、確かにそうかも、と思ってしまった。
前半、きよ葉が身請けされてから花魁になるまでの半生が物語として、
とても面白かったのだけれど、そこが意外と短かったのが非常に残念。
個人的に菅野美穂の演じる粧ひ姐さんがとてもたのしみだったのに、
彼女のエピソードも短かったし。。。
この話は「吉原で女としてどう生きていくか」の話だと思ってたのになぁ。
それは漫画の一巻を先に読んでしまったからなのかしら。
(というか日暮になってからのきよ葉にさほど魅力を感じなかったからかしら)

むむむ。
まぁ多少の文句はあれど、画面の美しさでプラマイゼロかな。

あぁ、そうそう!!
音楽は素敵でした。
さすが林檎ちゃんっていったら失礼だけど、
「さくらん」の雰囲気というより吉原の雰囲気に彼女のテイストが
ほんっっっとにぴったり。
そうそう、女郎屋のいかがわしさに彼女の声が全く持ってぴったりなんですよ(誉め言葉)
色気。
なんと言っても色気です。
ううん、サントラ欲しい。。。

・・・音楽込みだとプラスかな。笑

カップル多かったけど、カップルで行くのはあんまり勧めません。笑
「アントワネット」同様、女の人のための映画な様な気がする。

| 21:44 | えいが。 | comments(0) | - |
 ひつようだったの、ぜんぶ。
映画「マリーアントワネット」を見てきました。
先週の半ばの話になるんだけどね。

CMとかも大々的にやっているから「ちょっとだけ見たことがある」っていうひとも多いまず。
マリーアントワネットといったら、フランス革命に散った王妃。
あまりに贅沢をし、民衆の怒りを買って「フランス王家」を破滅に追いやったと言われ、
「パンがないならケーキを食べればいいじゃない」なんて名科白
(コレは虚偽であると照明されているんだけどね)を残したとされる、有名人。
たしかにフランスの女王としてもっとも知られてる人だろうな。

私は幼いころに彼女の伝記を読んで、いたく感動してしまってね。
それ以来彼女が一人の女性として大好きなのだけど。
その「マリーアントワネット」という「人間」に焦点を当てた映画でした。

アントワネットが出てくるとなると、やはり「ベルばら」が有名だけど、
あれもやはりフランス革命を中心とした話だけど、
今回はあまり革命は重要視されていない。
アントワネットがオーストリアからヴェルサイユに嫁ぐ場面から始まるけれど、
彼女は同盟のために嫁がされる生贄であると同時に、
世継ぎのために子供を産む、という重大な使命を背負わされた悲しい女性でもある。
何故、彼女が贅沢を尽くしたのか、何故、恋が必要だったのか。

画面は非常にきらびやかで、美しいの一言。
あの華やかさは女である以上はときめかずにはいられない。はず・・・笑
黒犬は大好きです・笑
映画館の9割を女性が占めていたけどそれも必然かな、という感じです。
あれは女のための映画だった。

個人的にはフランス革命もダイスキなので、そこら辺がおろそかにされてしまったのが
少し悲しいけれど、それでもなんだろ、ちょっとした満足感がある。
好き嫌いは別れるだろうけど、こんなのがあってもイイと思うんだ。

愛すべき王女。
寂しさに勝てなかったひとり少女。
ちょっとした幸せを夢見たのに、ヴェルサイユはあまりに広すぎた。
そんな彼女に愛しさを込めて。

| 00:44 | えいが。 | comments(0) | - |
 おまえは返品されたんだ。
三連休の最終日、みなさんはいかがお過ごしになったでしょうか。

私はといえば、天気予報の「暑い」を信じ、
すっかり残暑気分でお出かけしたら世間は既に秋でした。
おおう、みんな身代わり早いね。
もう既に夏とはなんぞや、ってくらい秋模様でした。
そうだよね。
お空だって秋模様、吹く風は既に少し涼しかったです。

もうすこし世情を気にして生きようね(教訓)

と、いうわけで。
「シュガー&スパイス 〜風味絶佳〜」を見てきました。

最初に明言しておきますが、黒犬、ヒロインの沢尻エリカ嬢があまりスキではありません。

ので、少々悪言が飛び出すやも知れませんので、
その点についてはお好きな方、これからご覧になろうという方はご留意ください。

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| 00:50 | えいが。 | comments(2) | trackbacks(1) |
 それが幸いならば私は嬉しい。
なんだかお久しぶりです。
気がついたら、前回更新したのがなんとほぼ一週間前。
結構先週はなんだかんだ忙しくてですね。
実はBUMPのオフィシャルの高橋ダイアリーとかがアップされてたりして。
ちょっと嬉しかったり。


なんだか最近二週に一度はキョウちゃんのウチに泊まりに行くなんていう、
結構迷惑な子なんですが。
今週も例に漏れずお邪魔しました。

なんでかって言うと映画をレイトショー(22時以降は1200円)で見ようとすると、
どうしても終電超えちゃうんですね。
ので、近くのキョウちゃんちにお泊まりさせてもらうという・・・
迷惑っ子でごめんね・苦笑


と、いうわけで「嫌われ松子の一生」を見てきました。

私の当初の予定では、少し笑いに行こうかなっていう感じで。
かるーい気持ちだったんですけど。
とんでもなかったです。
どんな映画かって言われると非常に形容に困ってしまって。
ヒドイっていうか痛いっていうか辛いっていうか愛おしいっていうか。

笑える、なんてとんでもなくて、後半はボロボロ泣きながら見てた。

松子は決して「かわいそう」な人ではないと思うんですよ。
不憫だとは思うけど、同情してはいけない人だと思う。
彼女は彼女なりの信念を持って生きていたし、
(たとえばそれが空回りしてしまっていたとしても)
信念に基づいて生きた結果が「彼女の人生」だから。

彼女は猪突猛進な部分があって。
それで行くとこまでいってしまった、
「ちょっと」では済まない安易というかお馬鹿な部分もあるけど、
ただの「バカな女」では済ませられない。
そんだけの強さと大きさが彼女にはある。

私が彼女の境遇だったとしても、
彼女のようには決して生きてはいけない。
羨ましいような気もする。
私にはないものが彼女には詰まっている。

女の人というよりは、男の人に見て欲しい気もする。
でも女の人はきっと、どうしようもなく切ない気持ちになるんじゃないかな。

辛い、切ない、愛おしい話です。


あと、監督は天才だな。と思いました。単純に。
演技指導からなにから、凄く厳しい方だそうですね。
物語の構成、セリフ回し、カメラアングルから編集の仕方。
文句が言えない。
個性的という言葉ではとてもくくりきれない、
完璧な計算がそこにある(と思う)
過不足無く、うつくしく、でも「完璧」をちょっと外すことによって、
視聴者の興味を引く絶妙さ。
凄い。

そうそう、伊勢谷友介さんという俳優さんが出演されてるんだけど。
彼は「誰も知らない」の是枝監督の作品「ワンダフルライフ」でデビューされた役者さんで、
もとはモデルさんかな。
今度の「ハチクロ」でも森田先輩をやる方です。
なんだか最近の映画にバンバン出ているらしくて。
すごいなぁー。って思っていたり。
この人の役が凄くイイ役で。
もうねぇ、彼が出てくるだけで泣けるんですよ。
彼がまたイイ演技をするんだ!
ちょっと喋り方は舌っ足らずなんだけど、表情が凄く良い。
立ち居振る舞いもカッコイイ。

主人公の瑛太さんも凄く良かった!
こうストーリーテナーとして。
役所も雰囲気も「ちょっとダメ」な感じも。
あぁ、この役は彼にしかできないなぁ。って思える。
いい人だった。


中谷さんは。
美しい人でした。
彼女は松子を生きてどうだったかな。
体当たりな映画だったに違いない。
辛かっただろうな。
でも凄く素敵でした。うつくしかった。
松子が彼女で良かった。

| 00:42 | えいが。 | comments(0) | trackbacks(0) |
 号泣する準備は。
七月になりましたね。
今日はいろんなところでバーゲンという名の戦争の始まりがあり、
HMVはポイント3倍。映画は1000円。煙草の値段は上昇。
ジャイアンツと阪神のナイターがあり、Def Techは日本武道館でライヴ。
大学生はもう夏休みなのか、ディズニーランドは大盛況。

ってのを、上野駅で凄く実感してしまった。

私はと言えば、会社を昼間抜け出してHMVでお買い物。
んでもって定時ちょいすぎにチーフたちより先に退社。
・・・きっとあいつはなんなんだと思われているに違いない・笑

「タイヨウのうた」を見てきました。

確か江國香織女史だったと思う。
「号泣する準備はできていた」なんていう女しか書けないような、
超・傲慢且つ凶悪なタイトルの小説で直木賞を獲ったのは。
この短い文を本屋で見かけるたびに、
なぜ女という生き物はそこまで残酷になれるのだろうとゾッとする。
実際読んだわけではないので私の勝手な妄想だが、
紛れもない悪意が15文字足らずに込められていると思うのだ。

閑話休題。
まぁ、つまりは(恐らく女史とは違う意味で)「号泣する準備」とやらをしていったんですよ。
だからといって最初からハンケチを持って見始めるとかはないんですけど、
心構えとしてね。
泣けるの解ってたしさ。

うん、大当たり。
ストーリーは意外とあっさりしていて、大体予告篇とか風評通りのお話です。
あらすじのままの筋書き。つまりあらすじは正しく粗筋だったと言うことです。
別に追加することもないと思う。
そのままです。だから驚くこともなければ、期待はずれと言うこともない。
あの時間内にうめるには他に方法がないよね。

でも何が泣けるかと言えば、やっぱりYUIちゃんの歌に他ならないと。
思うわけです。
ホントにあの子は綺麗な表情でうたうなぁ、と。
横浜ビブレ前でのシーンは、本当に楽しそうだった。
よくよく考えてみれば、私は「うたうためにうたう」人が好きなのかも知れない。
自分のための音楽とか、自分であるための音楽とか。
そういう人たちは切実に音楽が音楽であることを願っているし、
凄く楽しそうにうたうから、弾くから、好きなのかも。

なんて。

YUIちゃん演じる雨音薫さんは、思ったより変な子でした・笑
活発行動派で短気。極めつけは頑固ときた。超可愛い。
結構言うこともキッツイのに、やることが若干ストーカーちっく・笑
きっとあのオトモダチの女の子が助長してるんだな。
隠し撮りかよ!!って思わず笑いそうだった。

岸谷五朗さん演じるパパがよかったなぁ。
素直で正直で娘思い。
うん、普通は言わない本音を「馬鹿なことを」と思いつつもいってしまう人間臭さがすき。

多分DVDは買うと思います。YUIちゃんが可愛いから。

それにしても、主題歌の「Good-bye days」がバカ売れしてるけど、
ちょっと解る気がした。
あの映画を見ちゃったら、買うしかないよね。

| 01:46 | えいが。 | comments(0) | trackbacks(0) |
 神か悪魔か。
昨晩「デス・ノート」を観てきました。

思い掛けず面白かったです。
見終わった後の感想第一は「愉快」でした。

前評判がそんなに悪くないことも知っていたんだけど,
やっぱりこう、疑ってかかっていたことも事実。
だってさ、藤原竜也氏自体は嫌いではないけど、
月役としては「どうかな〜?」と思ってしまっていたし。
Lだってキャラクターとしてあまりに強すぎて生身の人間が本当にアレを再現出来るかと言えば、
やっぱり無理があると思うし。
あながちヴィジュアルを近づけてきたから余計心配だった。

が。
結構良かったよ!!笑

藤原氏はやっぱり「月」と考えると微妙だけど(笑)
あの気持ち悪い、嘘くさい笑顔とか、歯の浮くようなセリフとか、
自己陶酔してる語り口とか、最高。
・・・誉めてるよ?
年齢の割に童顔で、原作の月とはまた別の「腹黒さ」が際だってましたね。
あぁ、でも設定がいきなり大学生になってたのには驚いたな。
そうだよね、どんなに童顔でも、もう高校生はないか・・・

uaさんオススメのL役、松山ケンイチ氏ですが。
うーん、素晴らしい!!
個人的にはもっとボソボソ喋って欲しかったけど、
それ以外はほぼパーフェクトに「L」を演じていたんじゃないですか??
立ち居振る舞いはもちろんのこと、お菓子の食べ方が気持ち悪くて完璧・笑
爪を噛んでいる仕草が非常にリアルで可愛くて。
うーん、唸る程ナイスキャスティング。
ツボドコロがほぼuaさんと被っていて笑ったんですけど、
やっぱり大量の角砂糖をぶっこんだ紅茶をチュッパチャップスでかき混ぜるシーン。
あれは壮絶だった。
んでもってエクレアやらシュークリームやらを(多分)チーズフォンデュ用の
串でグサグサ刺した挙句鹿賀氏演じる月パパに「どうぞ」とさすだすシーン。
思わず「ひでぇ」と呟いてしまった。
いやぁ、愉快愉快。

期待してた瀬戸朝香嬢があんまり綺麗に撮って貰えてなかったことが残念だったな。
原作の「南空ナオミ」という役柄が結構気に入っていただけに、
若干走りすぎた馬鹿な女(ちょっと言い過ぎか?)になってしまっていたことが哀しい。
まぁ月にいいように操られていたとはいえ、
それでも中盤に出しゃばりすぎてた感が否めないなぁ。
もっと強くて潔い、いい女にも出来たはず。

月の恋人役の香椎由宇嬢。
結構苦手なタイプの女優さんですが。
最初、ちょっとウザイなぁ。と思っていたけど(酷い)、
ストーリーが進むうちにそうでもなくなっていたかな。
まぁ役柄上、月に近しい人間で、一番最初の犠牲者になることは目に見えていたしね。
オリジナルの設定としては、随分巧く溶け込んでいた気がします。

オススメはおじさんズ。
月パパの鹿賀丈史氏とワタリ役のおひょいさんこと藤村俊二氏。
最初キャストを聞いた時「鹿賀氏はやりすぎだろ〜〜!」と叫んだね・笑
だって、漫画のパパも結構格好いいけど、鹿賀氏なんかがやっちゃったら、
格好良すぎて主役二人を喰ってしまうんじゃないかと。
実際は「喰う」というより「引き締める」方向に向かったようで、
私の考えは杞憂に終わったわけだけど、それでもやっぱり空気感というか存在感が凄かった。
カッコイイ。
藤村俊二氏はまさに適役!でした。
ワタリの微妙な存在感の薄さや、柔らかな物腰がまるで抜け出してきたかのよう。
あのにっこりとした笑顔がたまりません。
そうそう、警視総監役の津川雅彦氏も忘れちゃいけない。
ちょい役のクセに、えらく印象に残る役柄でした。
「ねーみーみーに、みーず」というセリフが忘れられません。

ストーリーは原作に忠実でありつつ、オリジナル要素もたっぷりで、
巧くまとまっているなぁ、と言うのが印象。
前後編にしつつ、でも原作の美味しいところが逃さない。
南空ナオミ嬢の扱いが若干気にくわないモノの、
監督の巧妙さが憎らしいくらいです。
強いて言えば若干リュークの印象が薄いのが気になったと言えばなったかな。
リュークは言うまでもなくフルCGだそうで。
林檎が食べられなくてひしゃげてる姿は良かったな。

次回作、結構楽しみです。
「誰も知らない結末」とやらを、見せて頂きましょう。

| 23:58 | えいが。 | comments(2) | trackbacks(0) |
 物書きとは斯くも業が深いものか。
続きが残っているというワクワク感も捨てたもんじゃない。

なんて言った舌の根も乾かぬウチに、
とうとう「木曜組曲」を見終わってしまった。
結局最後はおよそ1/3をぶっ続け、正味四日間にわけて観たことになる。

いやぁー!これはいい。

つくづく女とは恐い生き物である。
恩田女史の描く女性は強く美しく、危険であるとも書いたが、
ラストまで観て余計にそんな思いが強くなる。
ストーリーもさすが、恩田女史が原作だけあって、
複雑で、難解で、虚構と現実の入り交じった展開だ。
うん、この話は彼女しか書けないよね。

小説家が「物書き」を描くことはさほど珍しいことではないけど、
私は彼女以上にリアリストで、
「物書き」という職業に夢を持った作家はいないと思う。
うーん、これはさっさと原作を読まなければ。
きっともっと面白いに違いない。
こと彼女の小説に於いて、期待が裏切られることはほとんど無い。
あるとすれば、ねじるだけねじった癖に、
あんまりにも綺麗に纏められて悔しい思いをするくらいである。

そして恐らく、私は原作を読んで「これ(映画)じゃあ物足りない」と思うのである。
きっと複雑さに於いても、女性心理の恐ろしさに於いても、
展開のスリルさに於いても、こんなもんじゃねぇよな?というのは想像に難くない。
基本的に原作至上主義のためか、映画でもアニメでも原作を先に読んでしまうと、
粗ばかりが目についてしまう。
案外メディアミックスされたものを先に観てから原作を読むのも良いかも知れない。
楽しみが増えることはあっても、減ることはないのだから。

役者も非常に良い作品だった。
鈴木京香・原田美枝子・富田靖子・西田尚美・加藤登紀子・浅丘ルリ子。
この六人全てが主人公と言えるが、
どれもこれも迫真の演技だ。
作家が作家として、お互いを牽制しつつも女独特のあっさりした関係を
見事に演じきった。
それはまるで彼女らが作家であると同時に女優であることとして
お互いを牽制しあってるようにも見える。
楽しげに笑い合いながら、誰もが虎視眈々と勝機を狙ってる。
まさに競演、である。

ちなみにこの「木曜組曲」今月いっぱいの配信です。
観てみてください。

Yahoo!動画「木曜組曲」
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00027/v00143/


映画「木曜組曲」オフィシャルサイト
http://www.bandaivisual.co.jp/mokuyou/main.html

| 00:24 | えいが。 | comments(0) | trackbacks(0) |
 距離。
土曜日はキョウちゃんのお家で「映画鑑賞会」でした。

是枝監督の「Distance」「誰も知らない」、
乙一原作の「ZOO」を続けて観賞。

午後の14時くらいから見始めて、終わったのが結局21時超えていたかな。
さすがに疲れました。笑

「Distance」は是枝監督の三作目の映画で、
出演はARATA(映画「ピンポン」でスマイルを演じた彼です)・伊勢谷友介・寺島進・夏川結衣・浅野忠信などなど。
彼らの他にも様々なキャラクターが出てきますけど、
いちいちキャストが豪華です・笑

この作品の目玉は「誰も知らない」同様、
殆ど脚本が無く、役者のアドリブで物語を描いていくところ。
と、いうか、セリフらしいセリフは非常に少ない。
実際キョウちゃんと二人で見ていたんだけど、
30分過ぎても物語の確信は見えないし、
人間関係も時間軸も複雑で非常に難しい。
二人で話し合いながら整理していったから解ったこととかが沢山あって、
一人で見ていたら困ってしまう部分が多かったんじゃないかな。

画面は暗いし話も暗いし・笑
面白いかと聞かれれば決して面白くないけど、
もう一度見るか見ないかと問われれば、私は確実にもう一度見る・笑
そういう、エンターテイメントからはかけ離れた興味深さがある。

作品について、今私が言えることはそんな表面的なことしかない。
なぜなら理解出来ていないから。
もっと神経を集中して本気で見ないと、
まともな感想なんかは言えそうにないです。

自信を持って公言出来るのは、得点映像のARATA氏が異様に格好良かったことと、
予告篇が非常に素晴らしかったと言うことくらいかな。


「ZOO」は原作は読んでいないのだけど、
「うーん、乙一くん(私は彼をくん付けで呼ぶ)らしいなぁ」ということ。
原作の中から5作品選んでオムニバスとは、なかなか豪華である。
しかも制作さんの経歴を見てみると、かなり凄い人たちが集まっている。
本業・映画監督が(ある一人を除いて)いないのだが、
それでもキャリア十分の助監督・CMディレクターが制作と言うこともあって、
見応えのある作品だった。

個人的には子役の演技が光っていたなぁ、と思っている。
須加健太くんに神木隆之介くん。
結構好きです・笑
神木くんなんか、若干有り得ないくらい綺麗だよね。
話し的にも「SO-far そ・ふぁー」が一番のお気に入り。
非常に狭い世界の話なんだけど、良くできているなぁ。と。
実際あんな両親がいたらたまったモンじゃありませんが。
「SEVEN ROOMS」は恐かった・笑
淡々として後半まで物語に確信が見えないところが、
非常に不安を誘う。
きっと原作も相当恐いだろう。
興味はあるけど、あんまり読みたくない・笑
市川由衣嬢の演じるお姉さんの強さに感動です。
「ZOO」は、いまいち話がよく分ってないんですけど、
うーん、結局一人芝居ってことだよねぇ?とフユちゃんと話していました。

さすがに三本も連続で見ると頭がいっぱいになります。
しかも「誰も知らない」含め、一つも簡潔な話がない。笑
寧ろ難解方向に走った作品で、処理が追いつきません。

近いうちに時間をやりくりしてもう一度ずつ見るつもりです。

| 22:36 | えいが。 | comments(2) | trackbacks(0) |
 仇討ちだ仇討ちだー。
水曜日の話ですが。

観てきました、花よりもなほ。
「誰も知らない」の監督・是枝裕和氏の最新作です。
ふふふ。
すごく可愛いらしい話でした。

前評判的にはイマイチだったようですが、
上映中に笑い声がきこえたりしてね。
ある程度お歳を召された方の方が楽しめるかも。
監督もおっしゃっていますが、落語的な要素というか、
昔ながらの笑いというか、
そんな「ちょっとした面白さ」が散らばっています。

主人公の岡田准一氏ですが。
黒犬結構彼は好きなんですけどね、
ヘタレ具合がすげぇ可愛いんですよ・笑

剣は弱いし仇を見つけてもその女房子供のことを思って、
結局刀を向けることすら叶わない。
でも、家の名誉にも、武士らしく、という言葉にも、
父親の「仇を取ってくれ」という言葉にも縛られて、
膝を抱えてしまうような。

でもそんなことは何の意味もないことだと解ってしまっているような、
そんな素敵な青年でした。

頭が良くて温厚で、ボロ長屋で寺子屋なんて開いてしまう、
武士にあるまじき「ヘタレ」ですよ・笑
でも、子供と手をつないで歩く姿がとても似合っていて、
可愛かったです。
良い画だったな。

後半、「誰も知らない」の次男役の木村飛影くんが出てくるんですけど、
スタッフロールを見るまで気づけませんでした・笑
おっきくなったなぁ、と勝手に感慨。
よくよく思いだしてみれば、彼以外誰でもなかったです。
是枝氏は本当に彼を気に入ったんだなぁ。


続いて。
吉本ばななという女流作家をご存じでしょうか。
教科書とかにも載っちゃうような人だし、
小中学生の間に一度は通るような作家だと思うんだけど、
今はどうなのかな。

彼女のデビュー小説「キッチン」の映画版を、
今Yahooの動画で無料で見ることが出来るんですが、
それを4日間に分けて(!)観ました。

私が初めて彼女の本を読んだのは小学校の高学年だったと思うんだけど、
(当時出ていた分の文庫は全部持っている)
その中でもやっぱりデビュー作の「キッチン」が私は大好きで。
(でも実は「ムーンライトシャドウ」の方が好き・笑)
映画があることは知っていたけど、まさか借りてみるとかは全くせずに
今まできました。
でも今回、無料だからね、っていうで観てみたら・・・

すげぇの!!
何がすごいってキャストがあんまりにもイメージが違うのと、
画面全体から漂ってくる古き良き昭和時代、みたいな作りね。
すごい読み込んだから主人公の性格とか、
絶対に忘れてないから断言出来るんだけど、
こんなんじゃないよねぇ??
みたいなことになっててさ。
なんか少女漫画みたいだったなぁ・・・
台詞も正しく「セリフ」で、こんな不自然な映画を観たのは初めてだ・笑
「新宿少年探偵団」も真っ青です。(知らなかったらごめんなさい。)
見始めた当初は、あまりの違いに絶望的になっちゃったんだけど、
少し立つと別の可笑しさが際だってきて思わず最後まで見ちゃいました。
ウケるんですよ。
登場人物の会話とか、動きとか。
カット割りから選曲まで笑える。
もう後半は笑いが止まらないです。
どうしよう、或意味オススメだなぁ。
あれが本当の「キッチン」だとは思って欲しくないけど、
一見の価値があると思う。
思わずアドレスを載せちゃうよ。
Yahoo!Movie「キッチン」
どうしようもなく暇で、
どうしようもなく笑いたかったら是非見てみてください。


| 00:09 | えいが。 | comments(2) | trackbacks(0) |
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